2007年10月29日

世界自然遺産「屋久島」

屋久島は、1993年12月、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

屋久島は、九州大島半島の海上に位置する、鹿児島県の島です。円形に近い5角形で、鹿児島県の島としては奄美大島に次いで2番目、日本全土でも9番目に大きな島です。島の周囲約132キロメートル。大部分は花崗岩からなります。中央部には宮之浦岳など、1,000メートル級の山がそびえ、「洋上のアルプル」の呼び名があります。亜熱帯から亜寒帯に及び多様な植物相が見られ、日本最南端の高層湿原、小花之江河、花之江河が存在します。縄文杉をはじめ、屋久杉の大木が自生。ガジュマル林もあります。

島北西部の砂浜は、「屋久島永田浜」という名でラムサール条約にも登録されました(2005年)。

このように屋久島には豊かで美しい自然が残され、自然遺産登録の基準の7、9を満たしていると認められ、登録されました。

基準7:ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ、最高の自然現象、または、地域を含むもの。
基準9:陸上、淡水、沿岸、および、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。

屋久島は、NHK連続小説「まんてん」などにも登場しています。また、屋久島北部を流れる宮之浦川支流の白谷雲水峡は、宮崎駿監督映画作品「もののけ姫」の舞台のモデルのひとつにもなっています。巨岩が広がり、原生林に覆われています。屋久杉の密集地帯に移行する段階です。弥生杉は樹齢3000年を誇ります。

屋久島の豊かで、多様な自然環境のなかで、登山や、カヤック・カヌー、沢登りなど、さまざまなエコツアーを満喫してみるのもいいですね。
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世界自然遺産「白神山地」

青森県と秋田県にまたがる、白神山地は、1993年11月にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。法隆寺地域の仏教建築物、姫路城(以上、文化遺産)、屋久島(自然遺産)と共に、日本で最初に世界遺産として登録されました。人の手が加えられていないブナの原生林からなる山地です。

世界遺産登録基準の、自然遺産基準9を満たしていると認められ、登録されました。

基準9:陸上、淡水、沿岸、および、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。

白神山地が世界遺産に登録されたのは、他の名勝地のような美しい自然や広大な景色からではありません。ブナというのは、シイタケ栽培ぐらいにしか利用価値がなく、寿命も200年といわれ、短命です。そのため自然に放置されたブナは他の樹木や生物の生存に対して重要な栄養源となります。白神山地には、若木から大木、老木、さらには朽ち果てたものまでが手つかずで残されており、このような原生地区が世界的にも珍しい、ということが登録の理由となったのです。また、白神山地は現在も隆起が進みつつあり、地盤が弱いために林道を作っても崖崩れでふさがれてしまいます。また冬季は雪に埋もれることも、人為の影響を拒む結果を招いたのでしょう。

白神山地全体の面積は13万haですが、そのうちユネスコの世界遺産に登録されたのは、約1万7千haです。世界遺産に登録されたのは、その広大な面積のなかでも特に、林道などの整備がまったく行われていなかった中心地域です。これらの地域は世界遺産登録以来、開発が止められています。登録以前からあった登山道しかなく、今後も整備の予定はありません。禁猟域であり、また禁漁ともされています。林道すらないことから、中央部の核心地域では世界遺産登録後、遭難事故で死者も出ています。

自然遺産登録地区およびその周辺には、暗門の滝、津軽峠、津軽国定公園十二湖、白神岳、など、見どころがあります。しかし、登録後、観光客のマナーの悪さが指摘されるなど、問題も生じています。
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世界文化遺産「日光の社寺」

日光の社寺は、1999年12月のユネスコ世界遺産委員会で、世界文化遺産として登録されました。文化遺産としての基準1,2,6を満たしているとされました:

基準1:人類の創造的才能を表現する傑作。
基準2:人類の歴史上重要な時代を例証する、建築様式、建築物群、技術の集積、または景観の優れた例。
基準6:顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

日光の社寺とは、栃木県日光市に存在する寺院等の総称で、以下の遺跡を指します:

●日光東照宮
●日光二荒山神社
●日光山輪王寺
103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の「建造物群」
他に、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」 徳川家康のお墓

日光東照宮は、江戸幕府初代将軍徳川家康を神格化した、東照大権現を祀り、日本全国の東照宮の総本社的存在です。日光東照宮で有名なのが「見ざる、言わざる、聞かざる」の3匹の猿です。これは8枚の浮彫画面の一枚で、人間の平和な一生の過ごし方を示している教えです。その他、日光の彫像には、「眠り猫」があります。奥社入口を護っています。「猫も寝るほどの平和」を示しています。
日光二荒山神社は、日光三山(男山、女峯山、太郎山)を含む日光連山8峰や華厳滝、いろは坂などを境内に含み、その広さは3400ヘクタールという、伊勢神宮につぐ面積です。日光三山は、神体山で、神が鎮まる霊峰として古くから信仰されてきました。
日光山輪王寺は、天台宗寺院です。奈良時代に創建され、徳川家康の庇護のもとで繁栄しました。その後、明治初年の神仏分離令で寺院と神社が分離されました。「日光の社寺」として共に世界遺産登録された、日光東照宮と日光二荒山神社と共に、「二社一寺」と呼ばれています。徳川家康をまつる霊廟など、国宝、文化財を多数所有しています。
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世界文化遺産「姫路城」

姫路城は、1993年にユネスコの世界遺産「文化遺産」に登録されました。兵庫県姫路市にあるお城です。国の特別史跡で、その白漆喰の城壁の美しさから「白鷺城(はくろじょう)」と呼ばれています。

この姫路城も含め、松本城、彦根城、犬山城を、「国宝四城」といいます。なかでもこの姫路城は、南北朝時代の築城といわれます。築城以来の姿を良く残し、「天下の名城」と呼ばれます。2006年には「日本の100名城」に選定されました。

現在、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭は、全国に12箇所しか存在していません。ただし、戦前、戦後と天守の修理には膨大な費用がかけられてきました。1964年当事で約10億円相当です。さらに2009年からの大修理(予定)は、10億円以上かかると予定されています。

世界文化遺産としては、文化遺産の登録基準の基準1、4を満たすと求められました:

基準1:人類の創造的天才の傑作を表現するもの。
基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。

ICOMOSは、登録前の1992年9月と1993年4月に調査を行い、以下の点を優れていると評価しています:

●木造建築物として建物の容積と配置について絶妙にバランスが取られ、漆喰の城壁を持つ優れた美をもっていること。
●明治以前の封建制度の象徴であること。
●日本の木造建造物として最高のものであること。
登録地域は、中曲輪より内側となっており、さらにその周囲がバッファゾーンとして指定されています。また、ICOMOSは、さらに登録後も1993年8月に調査を行っています。

姫路城には、宮本武蔵の妖怪退治の伝承などが残り、小説では、吉川栄治『本武蔵』や泉鏡花『天守物語』にも登場します。またその美しさから、多くの映像作品(『暴れん坊将軍』『水戸黄門』など)で江戸城などの代わりとして用いられています。
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文化遺産「原爆ドーム」

広島県の原爆ドームは、1996年に世界文化遺産として登録されました。登録の基準は、6を満たしているとの評価です。

基準6:顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

ただし、原爆ドームの登録審議が行われた1996年の世界遺産審査委員会でアメリカ合衆国は登録に強く反対し、調査報告書の記述から「世界で初めて使用された核兵器」という文字を削除させました。また中華人民共和国も、日本の戦争への反省不足を理由に棄権に回ったという経緯があります。現在、原爆ドームは、原爆の惨禍を示すシンボルとして、「負の遺産」に登録されています。ま

一方、破壊された当事の形を保ったまま保存することがこの建物の特徴です。そのため、落下や崩落の危険性のある箇所は保存工事で補修、撤去されて定期的に作業が行われているとはいえ、保存には難しい問題があります。地震の多い日本では危険が大きいのです。また、周囲の開発に対して、周辺の景観が損なわれるという問題も起こっています。そのため、危機遺産に登録されてしまうのではないか、という懸念もあります。

周辺には、原爆投下の目標となったとも言われる相生橋が係り、広島平和記念公園が広がっています。学生時代に修学旅行で訪れた方も多いかもしれません。中沢啓治の漫画『はだしのゲン』など、原爆の被爆体験を伝える作品と共に、戦中、戦後の激動の時代を伝える、有形の文化財としていつまでも守っていきたい文化遺産です。
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負の世界遺産

「人類が共有すべき普遍的な価値をもつもの」として、世界遺産リストに登録された遺跡や景観、および自然を「世界遺産」といいます。文化遺産にしろ、自然遺産にしろ、「すぐれた普遍的価値をもつ」ことが登録の条件です。一方、戦争や人類差別など、人類が犯した罪を証明するものも、また逆の意味で私たちに忘れてはならない教訓を伝えています。これらの物件は、「負の世界遺産」として呼ばれ、世界遺産に登録されています。

負の世界遺産の例

●アウシュヴィッツ=ビルカナウ強制収容所・・・ナチス・ドイツがユダヤ人を虐殺した収容所。
●トリニダード(キューバ)・・・ロス・インヘニオス渓谷と共に1988年に世界文化遺産に登録。
●ロベン島(南アフリカ共和国)・・・人種隔離政策に反対された人たちが収容されました。マンデラ大統領が幽閉された島。
●ゴレ島(セネガル)・・・奴隷貿易の拠点だった島。
●バーミヤン遺跡・・・タリバン政権によって破壊された遺跡。
●原爆ドーム(日本)・・・核兵器の悲惨さを伝える建物。広島原爆でかろうじて残った、元広島県産業奨励館。

人類が犯した悲惨な出来事を人びとの記憶にとどめ、二度とその過ちを繰り化さないようにするために登録されたのが、負の世界遺産です。ただし、これらの他にも、鉱山や工場の遺構など、負の遺産と呼べるものは多数存在し、その定義ははっきりしていません。しかし、この日本にも原爆ドームが存在しています。世界遺産をめぐる活動の中心である、ユネスコ憲章の前文には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあります。教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さない、というユネスコ設立の理念を考えるとき、日本の原爆ドームは、不燃的な負の価値を有するものであることは確かでしょう。
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危機遺産リストへの記載とその理由

「顕著で普遍的な価値」をもつと、世界遺産委員会によって認定されたものが世界遺産リストに登録されます。しかし、世界遺産に登録されたもののその「顕著で普遍的な価値」の保持が危ぶまれると「危機にさらされている遺産(危機遺産)」のリストに記載されることになります。

危機遺産リストに登録されると、世界遺産基金からの資金支援や国際的な支援を受けることが可能となります。政情不安や財政難に苦しむ国家にとって、危機遺産リストへの登録は大きな意味を持ちます。また、危機遺産リストに登録されたことで、近隣の開発に歯止めをかける圧力となることもあります。

文化遺産
●「決定的危機」
・ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド)・・・湿気により岩塩のモニュメント類が劣化。
・バーミヤンの大仏・・・ターリバーンにより破壊。
・古都ザビード(イエメン)・・・コンクリート建築の増加によって伝統的な景観が失われつつある。
・フィリピン・コルディリェーラ・・・棚田群後継者不足や品種改良の弊害など多面的要因によって二千年来の景観が崩壊しつつある。
●「潜在的危機」
・ドレスデン・エルベ渓谷・・・橋の建設計画が持ち上がり、世界遺産リストからの抹消が継続審議されている。
・ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)・・・旧ユーゴスラビア紛争の影響。
・チャン・チャン遺跡地帯(ペルー)・・・建材である日干し煉瓦の風化が進行。

自然遺産
●「決定的危機」
・ガランバ国立公園(コンゴ民主共和国)・・・キタシロサイが激減。
・スレバルナ自然保護区(ブルガリア)・・・農薬の汚染が深刻化し、世界遺産登録抹消も検討。
・ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)・・・ルワンダ内戦によって難民の流入が深刻化。
●「潜在的危機」
・ニンバ山厳正自然保護区(ギニア/コートジボワール)・・・鉱山開発が環境破壊につながっている。
・アイル・テネレ自然保護区(ニジェール)・・・トゥアレグが起こした内戦に脅かされた。
・マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ)・・・密猟が横行し、公園スタッフの殺害なども起きた。
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紀伊山地の霊場と参詣道

「紀伊山地の霊場と参詣道」は、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産遺産)に登録されました。和歌山県、奈良県、三重県にまたがる、寺院や参詣道全体を指します。吉野山・大峯山、熊野(熊野三山、那智大滝など)、高野山(金剛峰寺など)、および参詣道(熊野古道)などの遺跡があります。

ユネスコの世界文化遺産の登録基準、2,3,4,6、を満たすと認められました:

基準2:ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
・紀伊山地の文化的景観を形成する記念碑と遺跡が振動と仏教の融合である。
・東アジアにおける宗教文化と発展を例証する。
基準3:現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
・紀伊山地の神社と仏教寺院は、その関連の宗教儀式も含め、1000年以上にわたる日本の宗教文化の発展の優れた証拠となる。
基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する、建築様式、建築物群、技術の集積、または景観の優れた例。
・紀伊山地は神社・寺院建築の形式創造の素地となり、当地域以外の日本の寺院・神社建築に重要な影響を与えた。
基準6:顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
・紀伊山地の遺跡と森林の景観は、過去1200年以上にわたる聖山の伝統を反映している。

このようにその「顕著で普遍的な価値」を認められ、その保全に向けた努力がなされている一方で、さまざまな問題も起きています。

他の世界遺産と同様、紀伊山地一帯でも、観光地化の影響による遺産本体およびその周辺の損壊が著しいという問題が生じています。また、遺産に登録されたことから、地権者が本来の職業である林業ができなくなってしまい、抗議をしているという問題もあります。さらに、古道の整備や、風力発電による眺望への影響など、開発と保全との摩擦が起こっています。
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白川郷・五箇山の合掌造り集落

白川郷・五箇山の合掌造り集落は、1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。岐阜県の白川郷と富山県の五箇山にわたる飛鳥地方です。

合掌造りというのは、養蚕のために屋根裏に棚を設置したのが始まりといわれ、時代は江戸時代にまでさかのぼります。白川郷と五箇山の集落地帯は、日本でも有数の豪雪地帯です。そのため雪下ろしの作業を軽減すると共に、屋根裏の床面積を拡大するために、急な角度をもつ茅葺屋根となったといわれています。
集落は南北に細長い谷に位置し、南北から吹く強風が屋根に当たる面積を少なくするために、家屋が東西を向いているのも特徴的です。

文化遺産の登録基準、4,6を満たしていると認定されました:

基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。
基準6:特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状況にある場合における、ある文化(または、複数の文化)を代表する伝統的集落、または、土地利用の顕著な例。

白川郷・五箇山の合掌造りが現在まで残った理由のひとつは、この地域が豪雪地帯であったため、周囲との交通路整備が遅れたたことがあります。また、「結(ゆい)」といって、地域住民が連携形式を組み、合掌造りを守るために補修や茅葺の葺き替えを行ってきたことも貢献しています。しかし、この地域の過疎化や住民の高齢化で、結の活動を維持していくのは難しくなりつつあります。
また、世界遺産への登録後、観光客が激増しました。それにより、実際にここで生活している方々のプライバシーが損なわれ、摩擦が起きています。さらに、2007年度の東海北陸自動車道の開通など、開発の波は押し寄せています。

歴史遺産の保全と観光開発、地域住民との軋轢など、世界遺産をめぐる典型的な問題がここでもみられます。
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世界遺産ブームの日本

現在、日本で世界遺産に登録されているのは全部で14件。うち、自然遺産は3件、文化遺産は11件です。
2007年のニュージーランにおける第31回ユネスコ世界遺産会議で島根県「石見銀山遺跡とその文化的背景」が文化遺産に登録され、石見銀山に続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。

日本が暫定リストに挙げているのは次の8件です:

●文化遺産
・古都鎌倉の寺院・神社ほか(1995年1月)
・彦根城 - (1995年1月)
・平泉の文化遺産 - (2001年6月)
・富岡製糸場と絹産業遺産群 - (2007年1月)
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産 - (2007年1月)
・飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群 - (2007年1月)
・富士山 - (2007年1月)
・国立西洋美術館本館 - (2007年9月)
●自然遺産
・小笠原諸島 - (2007年1月)
●複合遺産
なし

ところが、現在日本全国にわたり、さらに多くが暫定リストへ、さらには世界遺産登録へ向け熱いキャンペーンを繰り広げています。可能性が高いものから少々難がありそうなものまでさまざまです。たとえば・・・?

可能性が高いのは、まず、北海道の「クリスキー自然保護区と国後の自然遺産」です。ロシアも登録を検討中で、IUCNもその自然の価値を評価しています。
さらに北海道では、霧で有名な「摩周湖」、「函館要塞」などです。
また、北海道、青森、岩手、秋田でそれまで別々に運動をしていた「道南・北東北の縄文遺跡」も一括して運動をし、可能性を高めています。また、山形の「出羽三山と最上川が織りなす文化的景観」は文化庁の第1回暫定リスト公募への応募から審査を継続中です。
関東地方では、栃木県の「足尾銅山」。2007年ニュージーランドでの第31回ユネスコ世界遺産会議で島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」が文化遺産に登録されたのに続き、この栃木県の足尾銅山や、新潟県の佐渡銀山なども運動中です。
その他、「天橋立」、「立山・黒部」、「善光寺」、大阪の「太陽の塔」「四国八十八所霊場と遍路道」「四万十川」「鳴門海峡」など、運動を展開中です。
また、無形文化遺産として、岐阜県「長良川鵜飼」が運動中です。

このようにしてみると、その地域の方々がどれほどその物件を大切な遺産として保持していこうとしているか、よくわかります。また、日本にはこんなにたくさんの魅力があるのだな、と感心もしますよね。
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